【韓国】グローバル新薬開発交流学会が開催

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、国家臨床試験事業団及び国際薬医学会と11月10日~11日にグローバル新薬開発の情報交流学会である「薬物情報学会(DIA KOREA 2010)」を開催すると発表した。

 薬物情報学会(DIA:Drug Information Association)は、製薬会社、大学、病院、臨床試験代行社(CRO) など、薬物開発関連専門家らが薬物開発と承認過程及び教育などの情報交流を目的とし、1964年に米国で設立された学会。現在の会員数は約2万人。今学会では「Excellence in Global Clinical Development」を主題に、グローバル臨床試験の同時開発、アジアでの規制及び調和、臨床試験プロジェクト管理等の10種類のセッション、40講義を行なう予定。

 同学会は、毎年6月に米国で年例学術行事を開催している。韓国は政府及び学界、産業界が2008年よりセッション及び広報ブース展示に参加しており、今年6月に国家臨床試験事業団を通じてDIA事務局とMOU協約を締結。今回の行事を開催する運びとなった。KFDAは、今回のイベントは韓国の優秀な医療インフラ、臨床研究能力、巨大な潜在市場等で臨床試験誘致及び新薬開発のための研究への大きな力となることが期待している。

 2009年、韓国は臨床試験承認数が400件、全世界臨床試験登録サイト(www.clinicaltrials.gov) 登録件数842件(シェア 1.48%)で、世界12位となっており、特にソウルは436件(シェア 0.77%)で全世界の都市で3位になる等、臨床研究の新興国として浮上している。

参考URL: KFDAニュース2010.11.9
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do?act=detailView&dataId=155698630&sectionId=p_sec_1&type=news&currPage=1&flComment=1&flReply=0