【韓国】無許可電子喫煙欲求低下剤の集中点検を実施

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、6月1日より電子喫煙欲求低下剤の無許可の製造輸入販売行為を中心に、主な構成品である液状カートリッジ、大容量バッテリーなどの任意包装有無を集中的に点検すること明らかにした。これに先立ち、KFDAは昨年10月、韓国国内に流通する電子的な喫煙欲求低下剤を回収・点検を実施。不適合であった9製品の許可取り消しを行い、今年3月に「Tabanone」を含む電子喫煙欲求低下剤の構成品のみを個別に販売する既存の許可業者に対し、包装単位の変更を申請するよう依頼した。電子喫煙欲求低下剤とは、タバコの喫煙欲求を低下させる禁煙補助の目的に使用されるニコチンを含まない製品で、薬事法では医薬外品に分類。ニコチンを含む電子タバコとは区分される。

 

 これまで、医薬外品として認可された電子喫煙欲求低下剤は12製品。タバコ事業法上の電子タバコと外見が類似しており、混同しやすいため、購入時に間違えやすい。KFDAが承認した電子的な喫煙欲求低下剤は、製品の容器または包装に「医薬外品」と記載されており、医薬外品の許可有無についてはKFDA医薬品申請サイト(ezdrug.kfda.go.kr)内の製品情報ページで確認することができる。

 

 KFDAは、無許可の電子喫煙欲求低下剤を使用した場合、ニコチン中毒をはじめとする健康危害を与える可能性があるため、購入時に医薬外品の許可有無を必ず確認すること、また承認製品であっても長期間使用する場合は吐き気などの異常反応を起こすことがあるため、用法用量等の許可事項を必ず遵守するように注意を呼びかけた。

 

2011.6.8 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=15280&cmd=v