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理事長挨拶

吉田武史

 本学会は薬事法務に特化した学会として、薬事法およびその関連法規に関する学術研究・啓発活動をとおして会員相互の研鑽と交流を図り、薬事法務のさらなる質の向上・発展に寄与することを目的に、平成22年2月1日に発足いたしました。その設立については、薬事法務専門の行政書士事務所である吉田法務事務所に寄せられた、申請者の方からのご要望が契機となっております。

 平成17年に制定以来の大改正ともいえる変革を経た薬事法ですが、その薬事法務の実務的な側面に関しては、まだまだ学術的な研究の余地があるといえます。しかしながら、大学における薬学生の教育カリキュラムにおいては、実務に対応した薬事法の解釈論を学ぶ機会がまだまだ少ないという現状がございます。また、グローバル化の進む現在、薬事法務の実務においては、日本のみならず海外の薬事事情も視野に入れておく必要があります。
 本学会は薬事法およびその関連法規の実際の運用を含めた実務に対応する専門的な知識を研鑽することのできる、専門職としての生涯教育の機会および研鑽の場の提供も目標としております。薬事法務に携わる会員の皆様のさらなる飛躍を願い、すべての会員の皆様が自由・闊達に研究および啓蒙活動に参加できるような環境を整えるべく、一層の努力を継続いたします。そして、会員の皆様が薬事法務に役立つ新しい情報を手にすることができる環境を整備し、実践と教育、および研究活動を進めるなかで相互に連携し研鑽を深めることを重視した学会を目指し続けます。

 今後とも会員の皆様のご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成22年2月1日
日本薬事法務学会 理事長  吉田武史