【韓国】韓国国内開発、初の経口用糖尿病治療新薬

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、韓国国内第19番目の開発新薬であるインスリン非依存性糖尿病治療薬”ジェミグロ錠50ミリグラム”((株)LG生命科学)について6月27日製造・販売を許可した。

 今回の治療薬は、”gemigliptin tartaric acid”を主成分とする韓国国内の開発新薬にインスリン分泌ホルモンの分解酵素(DPP-4)を阻害することにより、第2型糖尿病患者への単独で投与したり、既存の糖尿病治療剤であるメトホルミンで十分な血糖コントロールを行うことができない場合に投与することができる。

※DPP-4(Dipeptidyl Peptidase4) – インスリン分泌ホルモンであるインクレチンを分解する酵素
※2型糖尿病:膵臓のベータ細胞が破壊されず、インスリンは分泌されるが、その作用が円滑ではなく、血糖値が高い場合であって、インスリン非依存型糖尿病とも呼ばれる。
※メトホルミン:2型糖尿病治療薬、食事療法•運動療法で十分な効果が得られない場合は、単独投与する薬物

2012.6.27 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=18099&cmd=v