東日本大震災被災地へ湯の花を!
~入浴剤3200袋 別府の温泉で癒しを~

  別府市は14日、東日本大震災で被災した宮城県柴田町に向け、温泉入浴剤を発送した。同町にある陸上自衛隊船岡駐屯地が被災者のために準備する風呂で利用される。

  同駐屯地からの要請を受け、市が市内の施設に協力を依頼。「別府・明礬温泉湯の里」から「薬用湯の花」(1200袋)、「海地獄」から「薬用浴剤マグマオンセン」(2000袋)が無償提供された。自衛隊の浴槽(容量5000リットル)で計約120回分になるという。湯の花を配合したせっけん、タオル、浜田博市長からのメッセージなどを添えた。

  被災地では3の付く日に自衛隊が風呂を提供しており、各地の温泉入浴剤を使った風呂は特に人気があるという。同駐屯地では23日と5月3日を「別府温泉の日」とし、被災者に別府の温泉を楽しんでもらう予定。

  市観光まちづくり課は「避難所生活が長期化するなど、被災地では疲れやストレスを抱えた人が多くいると思う。別府の温泉でリフレッシュし、いっときでも、ほっとできる時間を過ごしてもらいたい」としている。

大分合同新聞(平成23年4月15日付)掲載記事引用

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