【韓国】エバーセル -生命科学分野の技術力から誕生したバイオ化粧品-

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昨今注目を集める幹細胞研究。韓国のチャバイオ&ディオステック社はそれに関し活発な研究を行っていることで知られているが、同社の研究ノウハウを通じて発見されたのが、細胞再生成分(Stem Cell Vitalizing Factors、以下SCVF)である。
そのSCVFを化粧品に対して適用し、肌に生命と美白のエネルギーを与えることを目指して生まれたのが「エバーセル(Evercell)」である。

 

バイオ化粧品で皮膚細胞の再生のための集中管理―エバーセル

エバーセルの核心となるSCVFは、チャバイオ&ディオステック社のCHA幹細胞研究センターにおいて長年にわたる研究が行われた結果、発見された成分である。幹細胞が分裂する際に分泌する様々なサイトカインと成長因子を含んでおり、皮膚再生に効果を発揮すると目されている。同社はこの成分に関し、特許を出願中であるとのこと。*

そのSVCFを含むエバーセルは、その特徴であるしわ改善と美白効果に期待が集まっている。エバーセルの使用により、真皮のコラーゲン合成の促進・表皮のメラニン色素の生成の抑制・皮膚の新陳代謝の活発化などが起こり、肌に明るさとハリが期待できるという。

エバーセルは、SCVFを含有するCHA-3 Stem Cell培養液成分を凍結乾燥させたパウダー5個と、しわ改善・美白のための機能性エッセンス5個で構成されている。製品をパウダーとエッセンスに分け、それぞれ1回分ずつ個包装にしたことで、使用のたびに新鮮な状態の製品を使用できるようにした。また、使用時にはパウダーとエッセンスを混合するが、混合物を必要量ずつ取り出せるよう、コーン型のキャップも付属している。
なお、エバーセルを最適な状態で使用するためには保管時の温度管理も重要で、一般の化粧品とは異なり冷蔵保管する必要があるとのことである。

* 関連特許情報
大韓民国特許出願第10-2009-0117614号 胚芽幹細胞-由来血管形成前駆細胞を含む美白用化粧品原料組成物
大韓民国特許出願第10-2010-0012744号 胚芽幹細胞由来血管形成前駆細胞培養分泌物またはこれの分画物を含む肌再生用組成物及びこれの用途
PCT 国際出願 PCT/KR2010/001101 胚芽幹細胞由来血管形成前駆細胞培養分泌物またはこれの分画物を含む肌再生用組成物及びこれの用途

 

【事業者情報】
CHABIO&DIOSTECH Co., Ltd.
Vision B/D, 606-16 Yeoksam-dong Gangnam-gu, Seoul 135-907, Korea
www.chabio.com

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