【韓国】KFDA、ステロイド含有の化粧品を追加摘発

 食品医薬品安全庁(KFDA)は昨年の10月以降、3回にわたり化粧品配合禁止のステロイド成分が含まれた違法化粧品を製造した7社9製品を摘発している。今回、消費者の情報提供等によりステロイド成分検出が懸念される62製品に対し追加検査を実施。その結果、ドンソン製薬(株)の「ACハハクリーム」からステロイド成分であるトリアムシノロンアセトニド14ppm検出した。該当製品については、回収廃棄や製造業者への行政処分の措置がとられる予定であり、違法事項については製造元がすでに捜査進行中のメーカーであることから捜査当局へ追加で報告される。

 KFDAは引き続き、韓国全土の漢方医院や皮膚科医院においてアトピー、ニキビ、皮膚疾患患者に推奨販売されている特定の化粧品、および、ステロイド含有が懸念される化粧品への追加検査を進めている。消費者に対しては、今回摘発された「ACハハクリーム」の使用を中止し、ステロイドの含有が疑われる化粧品関してはKFDAに問い合わせるよう要請した。 また、化粧品は医薬品ではないため、皮膚疾患等に医薬的な効能効果があると広告販売する違法化粧品に惑わされないよう注意を呼びかけた。

 参考URL: 2011.3.8 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=14381&cmd=v