食品医薬品安全庁(KFDA)のソウル地方庁の発表によると、京畿道富川市にある製造業者の代表(男性、43歳)ら4人が、カナダ産「人参濃縮液」を発酵させ、賞味期限を書き換えた紅参液を製造・販売したとして食品衛生法及び健康機能食品に関する法律違反の疑いで摘発された。

　調査によると、同社は2011年1月までの1年間、紅参の代わりに人参濃縮液を入れて製造した「紅参液」を疲労回服、免疫増進等の効能別に分け、韓国国内の韓医院300社に対し3億ウォン相当を販売した。 その際の営業報告は行なわれていなかった。また、原料の供給業者は、カナダ産の人参濃縮液の賞味期限を17ヵ月延長し、これら期限切れの濃縮液を原料としていた。

　KFDAは、賞味期限が改ざんされたカナダ産「高麗人参濃縮液」275kgを押収。既に流通している製品に対し緊急回収措置とる一方、今後もこういった不正製品に対する取り締まりを強化する予定であることを明らかにした。

参考URL: 2011.4.1 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=14654&cmd=v