【韓国】「漢方ダイエット」の誇大広告に対し注意を喚起

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、韓国国内のインターネットショッピングサイト等で販売されているダイエット食品64品目に対し、食欲抑制剤などの有害成分に関する検査を2011年2月~3月に実施。その結果、有害物質は検出されなかった。参考までに、KFDAが2010年3~11月までに海外のウェブサイトでダイエットを標榜する食品44品目を検査した結果、14製品から食品への使用が禁止されている成分のシブトラミン、エフェドリン、フェノールフタレイン、ヨヒンビン等が検出されている。

 KFDAは、食品を購入する際に、必ず正式な輸入手続きを経ているものであることを確認するよう注意を促した。特に、海外のウェブサイトで販売される食品には有害成分が含まれている場合の返金といった被害救済が難しい。また、有名芸能人や漢方医を広告塔とする「漢方ダイエット」は消費者を惑わせている可能性が高いとしている。「漢方ダイエット」の虚偽、誇大広告については、継続的に取り締まりが実施されており、KFDA関連のウェブサイト上でも情報が公開されている。

 KFDAは、今後もインターネット上で販売されている食品の虚偽・誇大広告の監視及び回収検査を継続的に強化し、安全な食品の流通に最善を尽くしていくと発表した。

参考URL: 2011.4.1 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=14677&cmd=v