【韓国】- KFDA、流通中のカラーコンタクトレンズを回収検査-
~韓国国内8社の10製品で色素溶出試験などが不適合に~

 食品医薬品安全庁(KFDA)は、最近の若者など、若年層を中心に、美容目的で頻繁に着用しているカラーコンタクトレンズについて、市場に流通しているすべての製品(30社の60製品)を回収して検査した結果、 8社の10製品で違反を確認し、販売停止と回収‧廃棄したと明らかにした。
 今回の措置は、毎日着用ソフトコンタクトレンズの内、カラーコンタクトレンズを対象にして色素溶出と細胞毒性などについての試験検査を実施した結果による。

 カラーコンタクトレンズの検査結果違反は、次のとおりである。
 (株)インタロゾの”FestivalⅡ”製品など、韓国国内で5つのメーカーの7製品で色素の溶出基準値を超えていた。
※色素の溶出基準(0.10以下)不適合:イノビジョン “INNO COLOR”、(株)アイコンタクトインターナショナルコリア”Opti-color’、ベルモアコンタクト(株)” Daily Fit Color53 Bijou BROWN”、(株)エンボイビジョン”FINE VIEW 1DAY”
 ハンスメディカルの”KORINA”の製品は、細胞毒性試験で不適合し、(株)ジオメディカルの”IMAGE COLOR”の製品は、厚さ試験、(株)ボシュロム•コリアで輸入している”Naturelle(hilafilcon B)Daily Disposable Cosmetically Tinted Contact Lenses”製品は、曲率半径の試験でそれぞれ不適合だった。
※厚さ(基準:0.120±0.021mm)、曲率半径(基準:8.6±0.2mm)

 KFDAは、今後も毎日着用ソフトコンタクトレンズを重点管理対象の医療機器に選定し、毎年回収検査を行う事で、品質管理を強化すると述べた。

2012.9.21 KFDAニュース
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&seq=18640